西荻窪のコーヒーロッジ ダンテ(閉店)

 

西荻窪のコーヒーロッジ ダンテ。いわゆる昭和レトロな喫茶店なのだが、立体的な構造をした店内は独特で、建築物としても希少な店だった。もちろん珈琲とマスターの接客もナイス。

 

コーヒーロッジ ダンテ

コーヒーロッジ ダンテ

 

コーヒーロッジ ダンテ

 

2018年の訪問。その後再訪したい気持ちもあったが西荻はなじみが薄く、何かきっかけがないとどうも…と、グズグズしていて、「そういえば西荻のダンテ、まだあるかな〜」と今更調べてみたら2021年にとっくに閉店していた。無念。

しかしトーキョーには、ニッポンには、このような小さな宝石がまだ山ほどある。残りの人生、命(と金)がある限り発掘しつづけるぞ。

 

広島市の喫茶店「シャモニー・モンブラン」でプリンアラモード

 

旅の楽しみは地元の喫茶店訪問につきる。ということで、広島市の老舗喫茶店「シャモニー・モンブラン」へ突撃。

 

シャモニー・モンブラン

店の前はこの通りゴチャッとしているのだが、とにかく2Fへ上がる。プリンアラモード突撃モード満載だったから他のメニューに目もくれなかったが、かなりメニュー豊富な店らしい。

 

シャモニー・モンブラン

シャモニー・モンブラン

シャモニー・モンブラン

王道のプリンアラモード。夢中で食らいついていたので記憶がぶっとんでるが、何も文句なし。

店内は若干薄暗く、ゴチャッとした印象で、かつタバコくさいが、いや、何も文句言いませんよ。うまいプリンアラモードを食わせてくれるんだもん。東京・小岩の「白鳥」みたいなだらしない感ないし。

 

シャモニー・モンブラン

シャモニー・モンブラン

「そうきたか!」と驚いたフルーツポンチ。グラスの下はエメラルド色のソーダ水。よく見るとメロンのカッティングも凝っている。

 

シャモニー・モンブラン

シャモニー・モンブラン

 

シャモニー・モンブラン

 

東京にも喫茶店はたくさんあるけれど、旅先で訪問する店は地元の空気感も相まって新鮮☆

 

喫茶「トミー」でプリンアラモード(長野・上諏訪)

 

長野・上諏訪の老舗喫茶店「トミー」にてプリンアラモード。昨年初夏の訪問。

 

喫茶トミー

喫茶トミー

喫茶トミー

 

場所はJR上諏訪駅下車、諏訪湖とは反対側の出口から徒歩数分。斜向かいに人気の蕎麦屋がある。店内は相当年季が入っているが、蝶ネクタイのマスターが明るい挨拶と笑顔で迎えてくれる。最初1F席を薦められたが、正直暗くてアレなんで、2Fにあがらせてもらった。

 

喫茶トミー

喫茶トミー

喫茶トミー

 

実はこのとき、数年越しに対面したスタンダートなプリンアラモード。それだけで感涙。プリンアラモード定番の赤いチェリーがなく代わりにブドウだったが、これはこれでうまい。フレッシュなメロンもうれしい。写真はないが別途コーヒーもオーダー。うまかった。

 

滞在中、1Fに常連の地元客が一人いただけのようだった。マスターは帰り際も明るく挨拶してくれた。今時、こういうのが本当に嬉しい。「また来たい」と思うのが人情ってもんである。ヒト1人が持っているパワーは計り知れない。

 

高齢のマスターがワンオペでやっているこの店が、いつまで存在しているかわからないが、もうしばらく続けていてほしい。

 

喫茶トミー

 

Dun Aroma(都立大学駅)でコーヒーゼリー

 

都立大学駅(東京都目黒区)の喫茶店「Dun Aroma」のことは何年か前に知った。一度訪問したいと思いつつずるずると月日が過ぎてしまい…、先日やっと初訪問。

 

Dun Aroma

Dun Aroma

Dun Aroma

Dun Aroma

 

そこは奇跡の空間だった。ここを喫茶店と呼ぶのは何か違う気がする。まるでオーセンティックバー。ほの暗い店内、重厚な木のカウンター、ドアや窓のステンドグラス、現役の100年前のレジスター、その他のアンティークな調度品、アルゼンチンタンゴのBGM、バリスタがダンスをするようにドリップする所作、そしてもちろん珈琲のアロマ…などなどが混在し合い、唯一無二の時空が生み出されていた。

 

この店がコロナ以降消えることなく残っていてくれて、本当によかった。宇宙に感謝。

 

Dun Aroma