渋谷系狂想曲
「渋谷系狂想曲」(リットーミュージック)より
新譜も旧譜も関係なく、あらゆる時代のあらゆるレコードが等価値でターンテーブルに乗ることで、渋谷系の音楽がうまれたといっても過言ではない。
日本のポップ・ミュージックにおいて、あれだけ多くの若者があれだけたくさんのレコードを聴いていた時代はなかっただろう。
いわゆる「渋谷系」に属する或いはそう呼ばれたアーティストや曲が特別好きだったわけじゃないし、深い思い入れもない。しかし、そんな自分でも目を通すと感慨深いモノが十二分にある一冊。
(なにせこの俺自身、DJ EMMA氏が回していたそのフロアにいたわけで)